海洋博公園の造型5体

海洋博公園様からの依頼で沖縄の生き物たちの造型を5体製作いたしました。
造形物の製作過程をお見せしながらご紹介いたします。

0901kaiyouhaku_zoukei_61
●見本の作製
造形物を製作する前に必ずミニチュアで見本を作製します。左からアカショウビン、シオマネキ、ジュゴン、トビハゼ、セマルハコガメです。すべて沖縄に生息する貴重な野生の生き物たちです。
別角度からの写真↓
0901kaiyouhaku_zoukei_8

0901kaiyouhaku_zoukei_7
●発砲スチロールからの削り出し
さっそく製作に取り掛かります。2mほどある発砲スチロールを前後、左右からのバランスを見ながら削って形に作り上げていく様はまさに職人技です!!写真はアカショウビンです。
0901kaiyouhaku_zoukei_4
●表面加工
上のアカショウビンより少し進んだ工程のトビハゼとシオマネキです。表面を滑らかに仕上げ、保護・強化させるための樹脂をつけてあります。トビハゼの黄色い箇所はファイバーを使って丈夫にするための補修箇所です。
0901kaiyouhaku_zoukei_2 0901kaiyouhaku_zoukei_5 0901kaiyouhaku_zoukei_1
0901kaiyouhaku_zoukei_10 0901kaiyouhaku_zoukei_3
●仕上がり
そして着色すると完成です!表面にはラフトンといわれる塗料が吹き付けられているため、ボコボコとした手触りとなっています。1体の大きさは約150cmで発砲スチロールとは思えない丈夫なつくりです。これから海洋博公園に向けて出発するときの写真。どの顔もやる気に満ちています。